症状・病名から探す
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「食欲不振」とは、これまで普通に食べていた量の食事が食べられなくなったり、食事そのものに興味がわかなくなった状態を指します。一時的な体調不良やストレスなどが原因のこともあれば、胃や腸、肝臓、膵臓などの消化器の病気が関係していることもあります。
食欲不振が続くと、栄養不足や体重減少を引き起こし、体調の悪化や免疫力の低下につながるため、早めの受診・検査が重要です。
吐き気は日常的にありふれた症状ですが、その原因は様々です。脳には「嘔吐中枢」があり、これが刺激されることで吐き気が生じます。この嘔吐中枢を刺激する経路として、内臓などを走る末梢神経を経由する末梢性の経路と、ストレスや脳への直接的な障害による中枢性の経路とに分けられます。
消化器内科で扱うのは主に内臓が悪いことによって起こる末梢性の吐き気ですが、機能性ディスペプシアなどの場合は、ストレスや抑うつ状態など中枢性の要因も混在する場合があり、適切な診断をつけたうえで治療法を選択します。
胸焼けとは、胃酸が食道に逆流することで、胸の中央付近に焼けるような不快感や痛みを感じる症状です。特に食後や横になったときに起こりやすく、酸っぱい液が口の中に上がってくる(呑酸)こともあります。通常、胃の入口には「下部食道括約筋(LES)」という筋肉があり、胃酸が食道へ逆流しないように働いています。しかし、この筋肉の機能が低下すると、胃酸が逆流しやすくなり、胸焼けが発生します。一時的な胸焼けであれば問題ないことが多いですが、頻繁に起こる場合は「胃食道逆流症(GERD)」などの疾患が関係している可能性があります。
胃もたれとは、食後に胃が重く感じたり、消化がうまく進まないような不快感を覚える症状のことです。特に脂っこい食事や食べ過ぎの後に起こりやすく、胃の中に食べ物が長くとどまっているような感覚が続きます。一時的なものであれば問題ありませんが、頻繁に胃もたれを感じる場合は消化機能の低下や胃の病気が関係している可能性があります。
便秘とは、排便の回数や量が少ない、排便が困難、残便感があるなどの状態が続くことを指します。排便が週に3回未満であったり、排便時に強くいきむ必要があったり、硬い便しか出ない、というような症状があれば、便秘といえます。
「たかが便秘」と軽視されがちですが、便秘は生活の質(QOL)を著しく低下させるだけでなく、大腸がんや腸閉塞、痔、皮膚トラブル、さらには認知機能の低下などとも関連するといわれています。長引く便秘は、消化器内科での診察・検査が必要です。
下痢とは、通常よりも水分を多く含んだ軟らかい便が、頻繁に排泄される状態を指します。明確な定義はさまざまですが、一般的には1日に3回以上の軟便または水様便が続く場合に「下痢」とされます。
下痢は、発症の期間によって「急性下痢」と「慢性下痢」に分類されます。数日〜1週間以内で改善する一過性の下痢は「急性下痢」と呼ばれ、ウイルスや細菌などの感染、食中毒などが主な原因となります。一方で、3週間以上にわたって続く下痢は「慢性下痢」とされ、腸の炎症性疾患、薬の副作用、内分泌異常、過敏性腸症候群(IBS)など、より幅広く深刻な原因が隠れていることもあります。
また、下痢は腹痛や嘔吐、発熱を伴うことがあり、症状の組み合わせによっては速やかな受診が必要です。とくに慢性的に続く下痢や、血便・発熱を伴うケースでは、重大な疾患の兆候である可能性があるため、放置せず医療機関での検査・相談をおすすめします。
血便は、消化管のどこかから出血して起こります。胃や十二指腸からの出血では黒っぽい便になりますし、肛門に近い場所から出血している場合には、便に鮮血が付着しているように見えます。また、見た目ではわからないほど微量な血液が含まれている場合も血便になります。これは便潜血検査で陽性になってはじめてわかる血便です。
肉眼でわかる血便があったらすぐに受診してください。その際には、どんな血便があったのかを観察して、問診で医師に伝えてください。また、便潜血検査の陽性が出た場合も、前がん病変の大腸ポリープの段階で切除して大腸がん予防に繋げられる可能性があります。できるだけ早く下部消化管内視鏡検査を受けましょう。
発熱は、病気や感染症に反応して体温が上がっている状態で、ウイルスなどの侵入者が体内に入った時の警報のようなものです。体温を上げることでウイルスや細菌の侵食を防ごうとしています。風邪などの感染症のほか、自己免疫性疾患や悪性腫瘍(がん)などの重大な病気でも発熱が認められます。原因を特定して適切な治療を受けましょう。
健康診断や人間ドックは、体の異常を早期に発見するための大切な機会です。近年では自覚症状がないうちに、「血液検査の数値が高い」「便潜血が陽性だった」「胃バリウム検査で異常が見つかった」など、何らかの“異常”を指摘されるケースが増えています。
「特に体調が悪いわけではないし、忙しいから放っておこう」と自己判断してしまうと、実は重大な病気の初期サインを見逃してしまう可能性もあります。
検診での異常は必ずしも重い病気を意味するわけではありませんが、再検査・精密検査を受けることはとても重要です。とくに消化器系の異常は、初期症状が乏しいまま進行することも多いため、注意が必要です。
乳房のしこりは、乳がんだけでなく、乳腺症や乳腺線維腺腫などの良性疾患でもよく見られ、8〜9割は良性ですが、自己判断は危険なため、しこりの硬さ・形・動き・痛みの有無などを観察し、少しでも気になる場合は早めに乳腺外科を受診することが最も重要です。乳がんは初期に無痛で硬く、動きが悪いことが多い一方、良性のしこりは弾力がありコロコロ動く傾向がありますが、例外もあるため、専門医による検査(超音波、マンモグラフィなど)で確定診断が必要です。
乳房の皮膚のひきつれ(ひきつれ、くぼみ、えくぼのような状態)は、乳がんのサインである可能性があり、しこりを伴う場合は特に注意が必要で、乳腺外科(乳腺クリニック)の受診が強く推奨されますが、乳腺症、線維腺腫、モンドール病(血栓性静脈炎)、皮膚炎など良性の病気や、加齢、姿勢による一時的なものの場合もあります。自己判断せず、しこりの有無、ひきつれが続くか、皮膚の赤みやただれ、分泌物など他の症状がないかを確認し、早めに専門医に相談することが重要です。
肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態で、日本ではBMI(体格指数)が25以上の場合に判定され、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病や心血管疾患のリスクを高めるため、食事改善、運動、生活習慣の見直しが重要です。皮下脂肪型(洋なし型)と内臓脂肪型(りんご型)に分類され、特に内臓脂肪型はメタボリックシンドロームとの関連が深く、炎症性物質の分泌により「慢性炎症」の状態とも捉えられます。
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