2026年1月26日
「血圧の薬を飲んでいるのに、なかなか下がらない」 「夜中に何度もトイレに起きる」 「日中の眠気が強い」
このような症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が血圧に影響している可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠中に呼吸が止まる、あるいは浅くなる状態を繰り返す病気です。無呼吸が起こると低酸素血症となり、体は強いストレス状態になります。
その結果、
・交感神経が過剰に働く
・血圧が下がりにくくなる(特に夜間)
・動脈硬化が進みやすくなる
といった変化が起こります。
日本人にも多い睡眠時無呼吸症候群
日本では、睡眠時無呼吸症候群の方が約500万人いると推定されています。
しかし、実際に診断や治療を受けている方はその一部にとどまり、多くの方が気づかないまま生活しているのが現状です。
いびきや強い眠気が目立たない場合もあり、自覚症状がほとんどない方でも高血圧や夜間頻尿、心血管リスクの背景にSASが隠れていることがあります。低酸素血症のためインスリンの働きが低下するため糖尿病との関連も指摘されています。
高血圧・心血管疾患との関係
睡眠時無呼吸症候群は、
高血圧
心筋梗塞
脳卒中
のリスクを高めることが分かっています。とくに、治療抵抗性高血圧(薬を使っても下がりにくい血圧)の背景に、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることは少なくありません。

治療で期待できる効果(CPAP治療)
適切な治療(CPAP治療)を行うことで、
血圧が下がる(特に夜間・早朝)
夜間頻尿の改善
日中の眠気の軽減
睡眠の質の改善
といった効果が期待できます。
さらに、心筋梗塞や脳卒中など将来のリスクを低減できることも重要なポイントです。

検査について
当院では、
ご自宅で行える睡眠時無呼吸症候群の簡易検査
CPAP治療(いずれも保険診療)
に対応しています。
簡易検査は 1割負担で約900円、3割負担でも2700円と、比較的負担の少ない検査です。検査結果をもとに、治療の必要性について丁寧にご説明します。
こんな方はご相談ください
血圧の薬を飲んでいるが、十分に下がらない
家族から「いびき」や「無呼吸」を指摘された
夜間に何度もトイレに起きる
日中の眠気・集中力低下がある
睡眠を整えることは、血圧管理の大切な一歩です。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。