2026年9月09日

福岡県でインフルエンザの流行が始まっています
2026年の秋は、例年より早い時期からインフルエンザへの注意が必要です。福岡県では2026年第35週(8月24日〜8月30日)のインフルエンザ定点当たり報告数が1.31となり、流行開始の目安とされる1.00を上回っています。筑後地区でも0.70の報告があり、今後さらに患者さんが増えていく可能性があります。
インフルエンザは、突然の発熱、倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛などがみられ、子どもでは学校や幼稚園などで集団的に広がることがあります。福岡県も、手洗い、換気、適切なマスクの使用などの感染対策と、ワクチン接種について案内しています。
インフルエンザワクチンは早めの準備がおすすめです
インフルエンザワクチンは、接種してすぐに十分な免疫ができるわけではなく、効果が現れるまでにはおよそ2週間かかります。そのため、流行が本格化してからではなく、流行状況を確認しながら早めに接種を検討することが大切です。
ワクチンを接種していてもインフルエンザに感染することはありますが、発症や重症化のリスクを下げることが期待されます。接種するかどうかは、年齢や健康状態、流行状況などを考慮して医師と相談して決めましょう。
2歳から18歳には「フルミスト」という選択肢があります
フルミストとは?
フルミストは、鼻に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。注射ではないため、「注射が苦手」「予防接種を嫌がる」というお子さんでも接種方法の選択肢になります。国内で使用されているフルミストは、2歳以上19歳未満が対象で、左右の鼻に1回ずつ噴霧する方法で接種します。
フルミストのメリット
フルミストの大きな特徴は、注射を使わず鼻から接種できることです。また、インフルエンザウイルスが最初に感染する場所の一つである鼻の粘膜にワクチンを投与するため、粘膜免疫を誘導することが期待されています。一方で、すべてのお子さんに適しているわけではなく、持病や免疫状態、妊娠などによって接種できない場合があります。接種前に医師が適応を確認します。
当院では年齢に応じてワクチンを選択できます
当院では、インフルエンザ予防接種について、2歳から18歳のお子さんにはフルミスト、それ以外の年齢の方には通常の注射によるインフルエンザワクチンを基本的な選択肢としてご案内しています。
特に小さなお子さんの場合、「注射にするか、フルミストにするか」「いつ接種するのがよいか」など、迷われる方も少なくありません。年齢だけでなく、これまでの予防接種歴や健康状態などを確認したうえで、適した方法を一緒に検討します。
日常生活でできるインフルエンザ対策
ワクチン接種とあわせて、手洗い、換気、十分な休養、体調管理などを心がけましょう。発熱や強い倦怠感などインフルエンザを疑う症状がある場合は、無理に登園・登校や外出をせず、早めに医療機関へご相談ください。特に小さなお子さんや基礎疾患のある方では、症状の変化にも注意が必要です。
インフルエンザ予防接種をご検討の方へ
福岡県ではすでにインフルエンザの流行開始が確認されています。今シーズンの感染対策として、ワクチン接種を早めに検討しておくと安心です。かたぎりクリニックでは、2歳から18歳のお子さんにはフルミスト、それ以外の方には通常のインフルエンザワクチンを基本にご案内しています。接種について不安なことや、どちらのワクチンが適しているか分からない場合も、お気軽にご相談ください。
監修者情報

かたぎりクリニック 院長
片桐光浩
医学博士・日本外科学会専門医・日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医日本・がん治療認定機構がん治療認定医・日本消化器病学会専門医・日本大腸肛門病学会専門医・日本抗加齢医学会専門医・マンモグラフィ読影認定医